お辞儀は角度や目線で意味が異なる

☆Point☆

お辞儀には「真(最敬礼)」、「行(敬礼)」、「草(会釈)」の3段階がある。

 

こんにちは、SOUMIです。

 

あいさつをした時にお時儀の仕方が美しいと、それだけでものすごく良い印象を持ってしまいます。ビジネスでも社内・社外問わず、あいさつをする際のお辞儀の仕方で第一印象が決まることも多いのではないでしょうか。

 

営業職に就いていた時に、新規訪問をしていたことがあります。初めて会う相手に雑にあいさつをされると適当に扱われている感じがして、第一印象が非常に悪い人も結構いらっしゃいました。

 

逆に、丁寧にあいさつをしていただける方は、その後の話し方も丁寧で、商売につながるか否かは別として、非常に好印象を持てました。実際、仕事につながった時には、協力的でとても良い関係が築けました。

 

そのような経験からも、お時儀をする時は丁寧に…を心がけたいと思っています。とはいえ、なかなか落ち着いた状況でないと雑になってしまっているのが常…ということで、今回はお辞儀の仕方や意味について考えてみます。

 

お辞儀には3段階があり、それぞれ意味がある

 

お辞儀には3段階あり、一般的には最敬礼が「45度」に上半身を傾ける方法、敬礼が「30度」、会釈は「15度」と言われています。この3段階を茶道では「真」「行」「草」と呼び、「真」が最敬礼、「行」が敬礼、「草」が会釈にあたります。

 

立ち姿の場合は、手はそれぞれ太ももの上に軽く置きます。その際に、背筋をピンと伸ばし、まっすぐにのばした5本の指をピタッとくっつけると、なお美しく見えます。

 

「真」のお辞儀をする時は、足元1m辺りに視線を落とし、「行」の場合は1.5~2m辺り、「草」の場合は相手の胸元から腰に視線を落とすイメージでということをよく聞きます。

 

座ってお辞儀をする際は、両手を畳の上に置きますが、「真」の場合は手のひらを畳につけ、「行」の場合は第二関節まで、「草」の場合は第一関節までつけると習いました。

 

そうするとだいたい「45度」「30度」「15度」になるのですから、わかりやすい目安ですよね。あとは、お時儀をした際に両肩が水平になっていると完璧です。

 

お辞儀をするときは、間をとるために3つ数える

 

美しいお辞儀をされる方って、落ち着いた感じがしませんか?その落ち着きはどこからくるのでしょうか。

 

お稽古でお辞儀をする際、頭の中で「1、2、3」と数えるように習ったことがあります。おそらくこの「間」がポイントになるのではないでしょうか。

 

頭をあげるのが早すぎても雑になりますし、遅すぎてもいけません。3つ数えるくらいの時間が、ちょうど良い頃合いなのでしょう。もちろん、数えるのが早すぎても、遅すぎてもいけませんが…この調整が難しいところですね(^^;)

 

海外では、お辞儀のかわりに目線を相手の顔に向けてあいさつをするのが一般的

 

余談ですが、お時儀をしてあいさつするのは日本の文化で、アメリカやヨーロッパはもっぱら握手が主流です。

 

握手をする際にも、もちろんマナーがありますが、日本のお辞儀とは全く異なるため、ビジネスで初めて海外の方と握手をした時は少し戸惑いました。ついお辞儀をしたくなってしまったので…

 

握手をする際は、お辞儀と違ってしっかり相手の目を見ながら、右手を差し出しましょう。アイコンタクトを取りながら、自己紹介をしたりします。国によってあいさつの仕方も異なるので、ビジネスで訪問する際は特に、前もってチェックをしておきたいところです。

 

また、簡単なあいさつを現地の言葉で覚えて伝えると、好印象を持ってもらえました。相手の文化を知る、というのは大事ですね。

 

きれいなお辞儀を日頃から意識する

背筋、角度、バランス…当然のことながら、いろいろなポイントに気を配って初めて「美しいお辞儀」になるのですね。頭では分かっているものの、これがなかなかできません。考えなくても自然にできるように、日頃から意識しておきたいところです。

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