☆Point☆
香典は旧札を下向きに入れる。中袋は無くても構わない。 |
こんにちは、SOUMIです。
年を重ねるにつれ、自分で準備しなければならないことが増えてきます。その中でも、いざという時、どのようにすれば良いのか迷うマナーの一つが、香典のお札の入れ方です。
購入した袋に入れ方が記載されていたりしますが、お札の向きなど詳細に書いてあるのは見かけたことがなかったように思います。
香典のお札の入れ方で正しい向きというのは特にないが、上向き(人物が下)の方が主流?
お札の向きで気になるのが、人物を上にするのか、下にするのかという点です。いろいろ調べてみたところ、人物を上にして袋に入れるという意見と、人物を底にして袋に入れるという意見、どちらもありました。どうやらお札の正しい向きというのはないようです。
有名マナー講師でも「人物が上に来るほうがよい」という方と、「人物が底に来るほうがよい」という方がいらっしゃるようです。
ではそれらの根拠は一体どこから出てきたものでしょうか?なんとなく理由は聞いたことがあるような気がします。これは私の推測ですが、よくある「お金が貯まりやすくなるお財布」などで示されるお札の向きが関係しているのではないでしょうか?
「上が良い」とされる理由は、「下向きに入れると頭に血が上る」とか。一方で、「下向きに入れるほうが内側を向くことになるので、出ていかない=貯まる」という見方もあるようです。「下(底)にするのが良い」とする理由は、「上向き=金運も上向き」を連想できるからという意見があるようです。
しかし、香典の場合に「貯まる」「金運が上向き」という理由で上下を決めるのはどうなのでしょう。調べたところ、お坊さんや葬儀屋さんは「人物を下にする」のが正しい向きとされているようです。
香典のお札の入れ方で、上下よりも間違えてはいけないお札の表裏
お札の入れ方で「上下」よりも重要なのが、もう一つの向き、「表裏」です。
香典では、お札の裏側が袋の表側にくるように入れるのが常識のようです。受け取った人とお札の人物が向き合わないようにするためだそうです。香典袋などは裏側から入れることが多いので、自分に表側が見えるように入れるといいですね。
香典に入れるのは新札か旧札か、お札の質はどちらが良いのか
お祝い事には新札を、弔事やお見舞いには旧札を用意するというのが一般常識かと思います。
結婚式や入学のお祝いなどは事前にわかります。「そのために(あなたのために)準備していた」という心遣いを示すことができるからというのが理由の一つのようです。
新しい門出に向けて、新しいものを用意する、というのも新札にする理由の一つではないでしょうか。
一方、弔事やお見舞いなどは、予測がつきません。新札だと前もって用意していたような印象を受けてしまうので、まるでその不幸を待っていたかのように取られかねないため、旧札を使用するのがマナーとなっています。
万が一、新札しか手元にない場合は、折り目を付けておきます。
ちなみに、お稽古事などのお月謝はどうでしょう?こちらの考え方もいろいろあるようですが、あまり気にしないのが一般的ではないでしょうか。
私の師匠は、「皆さんや皆さんの親御さん(学生の場合)が一生懸命働いて手にしたお金なので、新札でなくても全く構いません。」との考え方です。私はこの考え方は素晴らしいと思いますし、師匠のお人柄がよく出ていると思います。
今では私にも生徒が何人かいますが、彼ら・彼女らが持ってきてくれる授業料は小銭が多くても、新札でなくても全く構わず、全てありがたく受け取っています。
その反面、師匠に対しては、同門の方々が新札をわざわざ用意してお渡ししていると知り、それ以降は同門の方々に見習って新札を用意してお渡ししています。「郷に入っては郷に従え」というところでしょうか。
とはいえ、新札を用意するのは、「師匠に対して敬意を示す」「受け取った方は新札の方が気分が良いと思う」など、相手に対する思いやりや心遣いを表現するためなので、その点については他人に強要しようとは思いませんが、賛同はしています。
香典は中袋なしで大丈夫?
市販の香典袋にもいろいろな種類があります。中袋がついているものもあれば、ないものもあります。
基本的にお札の枚数が少ない場合は、中袋はなくても構わないようです。実際に、中袋に入っていないものを受け取ったことが何度かあります。
枚数が多くなったり、その分金額が大きい場合は、半紙などで包むと良いようです。自分で中袋に代わる袋を用意しても構いません。
中袋を使用する場合は、そこにも金額や送り主の住所、氏名などを記入した方が良いでしょう。香典や結婚式のお祝いなど、特に式の受付時に渡す場合は、受け取った方が後で会計をしたり、お礼を送ったりする際に助かります。
香典を準備する際に注意すべきこと
葬儀は宗派によって異なりますが、同様に香典袋のタイプや書き方も宗派によって異なります。事前にわかっている場合はその宗派に合わせたものを用意しましょう。
わからない場合、聞けるようなら確認しましょう。担当している葬儀屋さんに確認するのも良いかもしれません。
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