☆Point☆
SNSは使用目的を認識し、自分や子ども、友人のプライバシーを 考慮に入れて有効活用しましょう。 |
こんにちは。SOUMIです。
今やニュースでも当たり前のようにSNSの投稿を紹介するような時代になりました。顔を見たり、声を聴いたりしなくても、世界中の誰とでも友達になれる仕組みは、便利な一方で様々な弊害をもたらすこともできるツールです。
使い方も人それぞれなので、投稿の内容やコメントにも気をつけなければ、実際の人間関係にも影響を及ぼすことがあります。かくいう私も今までにコメントの内容で旧友と疎遠になったりしたことがあります。
相手の使い方、状況が見えないため、普通に返したコメントが相手の意にそぐわず、意図しない方向に向かってしまったのが原因でした。
SNSを「使用」していますか?「利用」していますか?「活用」していますか?
「SNSを使う」といっても、友達との情報交換という本来の目的を果たすために「使用」するのか、SNSを何かの目的のために「利用」するのか、SNSでのつながりをより有効にするために「活用」するのか、で使い方が変わってきます。
SNSといっても、FacebookやInstagram、Twitterなど、それぞれの機能やユーザー層によって、性質や文化が異なりますが、今回は私が主に使っているFacebookをもとに、使い方を考察していきたいと思います。
例えば、①同級生や友人達と近況報告や興味ある情報を共有するために投稿する、②イベント等の集客を目的に投稿する、③気になるニュース等を備忘録代わりにシェアする、などの使い方ができます。①は「使用」、②は「利用」、そして③は「活用」ということになるでしょう。
「使用」している場合でも、投稿には公開範囲内であれば誰でも見たりコメントしたりすることができるので、異なるグループの人達にも情報が共有されてしまうことがあります。
具体的には、同級生にコメント内で旧姓を明かされたり、敢えて出していなかった情報がタグ付けなどで出てしまっていた、というようなことがありました。
私の場合、基本的には実際に会った人々としか友達になっていませんが、中にはそれほどお互いのことを知らないまま、Facebook上では友達になった人もいます。従って、旧姓を明かされてどうということはありませんが、とはいえ、自分から明かしていないことを他人が明かすということについては、あまりいい気がしないことも確かです。
明かした本人は、自分の友達には同級生など身近な人達しかおらず、そういう人達との近況報告感覚で使用しているため、なぜいい気がしないのかがわからないようでした。
以後、投稿にコメントを入れる場合は、相手がどのような用途で使っているかを意識するように心がけています。
公開範囲は「全て公開」「知人・友人のみ」「親しい友人のみ」「非公開」というように、投稿内容によって制限することができます。
友達のページで一人ずつ設定しなければならないので、友達の人数が多いとかなりたいへんかとは思いますが、使用目的によっては設定しておいた方が良いと思います。
また、友達申請をする際には、必ずメッセージも送るようにしています。逆に自分がメッセージもなく申請を受け取った場合は、基本的には許可しないようにしています。(ビジネスとしてのみ使用している場合はこの限りではないでしょう。)
友達をタグ付けすると、相手の友達にもその投稿が共有されます。タグ付けされても同様です。つまり、自分の知らない人達にまで自分の投稿が公開されることになります。タグ付けについては、両方の側面を意識する必要があるでしょう。私は友人をタグ付けしたい時は、必ず相手の許可を得るようにしています。
自分以上に子どものプライバシーを守る
よく子どもの写真をプロフィールにしている方々がいらっしゃいます。自分の写真は出さないのに、子どもの写真はどんどん出されている投稿もよく見受けられます。
子ども達の成長をいろいろな人に見せたり話したりしたい気持ちは非常に理解できます。私もついつい、友達と会っても娘の話ばっかりしてしまったり、写真を見てもらったりしてしまいます。
ただ、一度アップロードしてしまった写真は、なかなかデータを消去しきれません。自分は削除したつもりでも、どこかで誰かが意図せずに拡散してしまっている危険性も0とは言えません。
公開する場合は、その危険性を認識した上で、自分の中で公開範囲を決めると良いでしょう。公開範囲の設定方法はSNSの仕様によって異なりますが、設定ページの「セキュリティ」等や友達ページなどで設定できるでしょう。
私の場合、基本的には娘の顔出しはNGにしています。親しい友人達にもその旨を理解してもらっています。ただし、個人を特定できないような集合写真などの場合には、タグ付け無しでの公開を許容することもあります。
娘のエピソードについて投稿したい場合は、できるだけ顔が写っていない写真を使用するか、もしくは加工するなどして、特定できないようにしています。
実際に、アメリカで子どもの幼い頃の写真を掲載していた親が、子どもから削除依頼を受け、それに反発して親子で訴訟にまで至ったというニュースを読んだことがあります。
このニュースの真偽は別にしても、有り得ない話ではないと思います。今は大丈夫でも、子どもが成長した時にどうなるかを想定して、将来子どもの負担にならないようにSNSを有効活用していきたいと思います。
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