着物を着る時のポイント 着崩れの原因と防止策、着崩れた時の直し方

☆Point☆

着物を着る時は大きく息を吸った状態で腰ひもをしっかり締めると着崩れしにくい。

 

こんにちは、SOUMIです。

 

日本人の正装といえば着物…ですが、一般的には成人式や結婚式など、特別な時の装いというイメージではないでしょうか。

 

私は茶道を習っているお陰でお茶会等の時には着物を着ることがありますが、先生は普段のお稽古は洋服でも全然構わないとおっしゃってくださる方なので、年に1、2回着る程度です。

 

着物の着方やお手入れの仕方がややこしそうで、なかなか休日のちょっとしたお出かけに着て行くにはハードルが高そうです。

 

初めて着物を着たのは…おそらく七五三の時だったような気がしますが、タクシーに乗って気分が悪くなったような記憶しかありません。

 

茶道部に入って、初釜※茶会で着物、夏合宿で浴衣を着るようになり、少しずつ着物に慣れたお陰で、大学を卒業する頃には着物を着ること自体にあまり抵抗を感じなくなっていたように思います。 ※初釜:新年に初めてお釜をかけること

 

着物を着ると、着崩れる原因

 

着ることには慣れたものの、しばらくすると着崩れすることがよくありました。着付けの際に締めた腰紐が、いろいろな動作で時間が経つにつれて緩んでしまい、それによって着物がずれてしまうことが原因でした。

 

それが嫌で腰紐を締めすぎると、時間が経つにつれて気分が悪くなってしまいます。そんな時に、従姉の結婚式で着付けを担当してくださった方にアドバイスをいただき、着心地が一変したのです。

 

着物を着る時は、たっぷり息を吸った状態で腰ひもをしっかり締めると着崩れを防止できる

 

前述したアドバイスというのが…自分で着る時も、着付けてもらう時も同じですが、まずは空気をお腹いっぱい吸います。その状態で、着物用の下着の紐や長襦袢の腰紐をしっかり締めます。

 

腰紐や帯を締めるタイミングでこれを繰り返します。腰紐の締め方にもコツがあり、長襦袢はしっかりリボン結びしますが、その上の訪問着や振り袖などを着る時は、リボン結びをするのではなく、紐を正面で交差させて着物と腰紐の間に残りの腰紐を挟み込みます。

 

お腹を空気で膨らませているので、交差させて挟み込む際にもややキツ目に締めますが、息を吐くと少し余裕ができるので、締めすぎることを防げます。また、最初に長襦袢をしっかり結ぶことになるので、着崩れしにくくなるわけですね。

 

但し、腰紐の締め方については、着付けてもらう場合はあまり指定できない(指定すると失礼にあたりそう?)と思うので、大きく息を吸ってお腹に空気を溜めておく、という点だけでも実行しておくとよいでしょう。

 

それでも着物が着崩れしてしまった時の直し方

 

それでも着崩れしてしまった場合は、おはしょり※の内側の腰紐を締め直して少し着物を引っ張り上げるなどして調節するという応急処置をしましょう。もちろん、帯を締め直せるようなら、おはしょりを作る辺りからやり直すのがベストです。
 ※おはしょり:着丈を調節するために、腰のあたりで折り返した部分のこと

 

お茶会など、よく動く時に着物を着る際のポイントとしては、裾を微妙に短めにして着るのも効果的です。

 

私は、①息を吸う、②腰紐の結び方を変える、③裾を微妙に短めに着る、というこの3点に気をつけて着物を着るようになってから、お茶会で着崩れすることがほとんどなくなりました。

 

着物を着ること自体には抵抗がなくなり、着崩れもしなくなりましたが、そろそろ自分で着付け、お手入れ方法、保管方法などについて積極的に学び、休日のちょっとしたお出かけにも気軽に着ていけるようになりたいなと思う今日この頃です。

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